あの厚いコンクリートの下に不安がつまっている

その下に広がる深い海をこわごわのぞく

いやだ　降りていきたくない

きっと　溺れてしまう　怖い

この私という悪魔

あそこで怒りと苦痛とがうずを巻いて　待っている

私に感じとられることを

情熱と創造する力をとき放つために

さあ　降りていって　私のかけらをすべて拾うのだ

笑ったら　軽薄に思われるかもしれない

泣けば　感傷だといわれるかもしれない

はじめてのことに手をのばしたら　厄介なことになりかねない

感情をあらわにしたら　自分をありのままさらしてしまう

考えや夢を人に話せば　笑われてしまうこともあるだろう

愛さなければ　愛は返ってこない

生きることは　死ととなりあわせ　

希望を持てば　絶望することも

こころみれば　失敗することもある

それでも　挑戦したほうがいい

危険のない人生なんて　つまらない

何も求めず　何もせず　何も背負わない　そんな人生はないのと同じこと

危険や不幸にはあわないかもしれない

だが　何もしることがない

感じることも　成長しかわることも　

愛し生きることも

自分のしきたりにとらわれている人は

自ら自由を手放した因人だ

冒険する人間だけが自由でいられる