今日は講習の日だったんですが受講者の方のおもしろいお話を聞かせてもらい、そのお話について色々と意見の出し合いで一日が終わりました!!
そのお話とは、ムカデとヘビが出会うとこから始まります。
ムカデは漢字で書く通り百本の足を使って想いのままに歩きます。
そんな百本の足を持っているムカデは虫達の間では、憧れの存在でありました。
足がいっぱいあるムカデ達の前に、ヘビは足こそありませんが全身の筋肉をうまく使って想いのままに動きます。
足が自慢のムカデは足のないヘビを見て「どうして?なぜ?足がないのに動けるなんて!!おかしいぃ〜っみんな近寄らない方がいいぞ」と仲間の虫達に忠告しました。
ヘビはムカデを見て「なんであんなに道具を使って動くんだろう?あんなに体に道具を付けていたらいつか絡まって動けなくなるんじゃないか?」と不思議に思いました。
そんな時、ムカデの仲間の丸虫がヘビの方へと近づいて行きました。ムカデは丸虫の行動が信じられませんでした。
ヘビは丸虫が道具を使ってゆっくりと自分の方へやってくるのを見てヘビもまたゆっくり近づいていきました。
ヘビと丸虫は挨拶を交わし、お互いの体を見せ合いっこする事になりました。
そうしているうちに、ヘビと丸虫は仲良くなり仲間の虫達に「こっちへおいで」と声を掛けたのです。
仲間が1匹ずつ丸虫とヘビに近づいていくのにムカデだけは「近寄ったらダメだよ」と仲間達に忠告し続けます。
しかし1匹がヘビに近づくとまた1匹が動き出し、とうとうムカデはひとりぼっちになりました。
ムカデはヘビの存在に怒りを感じました。
「あいつが目の前に現れなければ僕はひとりぼっちになんかならなかったのに」
ムカデはくやしくてくやしくてあまりにもくやしくて自分の足でヘビ達のいる場所まで動き出しました。
すると仲間達はヘビに自慢の足を見せてあげ「僕の足はこうやって使うんだよ」「私はこうやって歩くんだよ」とヘビに話しかけていました。ヘビは「すごいね!!便利だね!!」と驚きながら眺めていました。
そして今度は虫達がヘビに向かって「君は足がないのにどうやって歩くんだい?」と質問をしました。ムカデは仲間達の後ろからおそるおそるヘビの動きを見る事にしました。
ヘビは「こうやって体を使って動くんだよ」と得意げに動き出しました。
ムカデは改めてびっくりしました。足もないのに何て素早く動けるんだろうと。。。
ヘビの存在を見て勝手に判断をして仲間はずれにしようとしたことと、仲間達に「あいつは僕らと違うぞ。百本の足を持っている僕の方が優れているんだぞ」と思ったことが恥ずかしくなりました。
虫達はヘビの存在を知るまでは百本の足を持っているムカデが羨ましかったけど、足のないヘビと出会った事でそんなことはどうでもいい事だと気づきました。
そして自分の体についている足で自分らしく歩くようになりました。
とっても面白いお話でしょ〜〜♪♪
受講者の山本さんて言う方が子供の為に作ったお話だそうです。
そこで私はその後のお話を作っちゃいました。
「へびは虫達にさよならを言うと、また違う場所に移り、手も足もない体と命を使って自由に動きだしました。そして虫達はムカデを羨ましく思う事もなく自分の体が大好きになり、大切にするようになりましたと。。。
今日の講習は童心に帰れた気が致しました(*^_^*)
山本さん、、ありがとうございます\(^O^)/
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